小惑星2002NY40の動画



 2002年の8月18日、小惑星2002NY40が地球に大接近しました。

 この小惑星は2002年7月14日、LINEARによって発見され、2002NY40と名づけられました。8月18日地球に最接近し、地球から53万キロの所を通り過ぎます。月までの距離がだいたい30万キロなので、地球と月までの距離のおよそ1.7倍の所ですね。その日の明るさ(等級)は9等級になるであろうと予測されていました。

 撮影した期間は8月12日から3日間です。この頃は、みずがめ座の左肩の上にいました。最も接近した18日はわし座の右羽の所に移動しています。 1分露出で朝まで何枚も撮影し、それをぱらぱら漫画のように画像を並べて動画にしました。 この動画1秒が実際の約10分から15分にあたります。 18日に地球に大接近しますが、接近すればするほど、地球から見て小惑星は早く動いているように見えます。 これは、例えば車に乗っていて、近くのものが速く、遠くのものが遅く動くように見える のと同じです。3日間の小惑星の動く速さは違います。同じカメラ、同じ望遠鏡では一晩 の小惑星の動きをカメラの視野におさめきれないので、その日の動き(予想)を見て、 カメラと望遠鏡の種類を選びました。それぞれの日の小惑星の動きをご覧ください。画面は上が北、左が東、右が西です。小惑星が左下から右上へ、星座の中をゆっくりと移動している様子が御覧いただけます。
日付カメラと望遠鏡の種類画角その日の状況等級(予想値)
2002年8月12日 カメラ、BJ-30c   焦点距離が1800mmの望遠鏡9.22分角3日間の中で一番天気がいい。14.4等級
2002年8月13日カメラ、BJ-32c  焦点距離が500mmの望遠鏡33分角同じ日に別の機材で撮影した下より視野が広いからゆっくり 動いているように見える。14.0等級
2002年8月13日カメラ、BJ-31c  焦点距離が1800mmの望遠鏡13分角同じ日に別の機材で撮影した上より視野が狭いので速く 動いているように見える。同じ空で露出時間も同じだけど集光率が高い望遠鏡なの で明るく星が写る。14.0等級
2002年8月14日カメラ、BJ-31c   焦点距離が500mmの望遠鏡47分角天候が悪く、途中雨が降り出した。13.6等級

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