M57のハローの撮像
[目的]
M57のリングの外側には微かな光を放射しているハローと呼ばれる構造のあることが知られている。
ハローは極めて淡く観測が困難であるが、このハローを観測することによって中小質量星の終末に
おけるガスの放出のメカニズムなどが解明できるということに関心を持ち、また自分自身こういっ
た淡い天体をどこまで綺麗に撮れるのかに挑戦してみたかったので、みさと天文台さんの協力をい
ただき今回の観測に望みました。
[結果]
ハロー部分を写しこむためにリング部はかなり明るくなっているが、内側ハローは全体的によく
写った。外側ハローはリング上部(北側)はskyの影響で見えていないがリング下部(南側)に
は少し写りこんでいる。
[考察]
この前の週にも観測しており、ビンニングを1×1、フィルターはRにて撮影していたが、ビン
ニングを2×2にフィルターもHαにしたほうが良質な画像が得られた。
今回の目的はM57のハロー部を写しこむことであり、この結果から考えるといちおう目的は達成
できたのではないか、と思う。しかし今回の観測条件から考察すると、もっと良質な画像が撮影
できた可能性が高いと考えられるので、以下にその原因を述べる。
・M57という夏の天体にも関わらず、12月に観測を行なったために観測時(12月6日19時頃)
には高度が付近とかなり低くエアマス(空気の量)の影響が大きかった点。
・また今回はオートガイドによる観測を目指していたが観測時間が十分になかったこともあり、
ガイド星に十分明るいものを選べず、そのためにガイドエラーが起こり十分に追尾できなく
なったので途中から600秒から180秒に露出時間を変更した。
よって観測時期を夏にするということとガイド星にもっと明るい天体を選べば、より良質な画像
が撮影できたのではないかと思う。