最近みさと天文台で撮影した天体写真
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「満開の桜と沈む冬の星座達」
撮影日時: 2018/3/28 20:16
撮影データ: SIGMA EX DG DIAGONAL FISHEYE 15mm F2.8→11 + ニコンD810Aによる固定撮影。ISO400 300秒露出。画像処理。
撮影者: 紀美野町立みさと天文台
コメント: 月齢10.9の明るすぎる月明かりのもとで撮影。星空と景色の両立という点では上弦・下弦が最良で、月明かりが強すぎると星が写らなくなり、全体的に眠たい写真ができてしまいます。画像処理で、写っている星を限界まで引き出すなどして、なんとか見られる写真にしてみました。

「ふたご座流星群の夜」
撮影日時: 2018/12/14 20:56
撮影データ: SIGMA EX DG DIAGONAL FISHEYE 15mm F2.8→4 + ニコンD810Aによる固定撮影。ISO3200 15秒露出。画像処理。
撮影者: 紀美野町立みさと天文台
コメント: 紀美野町文化センターで実施した、ふたご座流星群イベント(主催:紀美野町観光協会)の様子を撮影したものです。上弦前の月明かりがあるため、地上の景色もよく写りました。
流星2つは別撮りで、それぞれ24:59、25:41のものを合成してあります。

「台風第21号による爪痕」
撮影日時: 2018/9/10 20:44
撮影データ: SIGMA EX DG DIAGONAL FISHEYE 15mm F2.8→4 + ニコンD810Aによる固定撮影。ISO1600 60秒露出。画像処理。
撮影者: 紀美野町立みさと天文台
コメント: 2018年に関西で甚大な被害をもたらした台風第21号。みさと天文台周辺も多くの倒木が道を塞いでいました。そのうちの1つを敷地のすぐ東側でも発見。豆電球1つを使い、星空と一緒に倒木を撮影しました。

「冬の星座と雪景色のみさと天文台」
撮影日時: 2018/1/5 23:21
撮影データ: SIGMA EX DG DIAGONAL FISHEYE 15mm F2.8→5 + ニコンD810Aによる固定撮影。ISO800 60秒露出。星の強調処理。
撮影者: 紀美野町立みさと天文台
コメント: 2018年もとても雪の多い年でした。下弦少し前のやや太った月あかりを使い、オーソドックスな雪景色の写真を作ってみました。

「春の星座と満開の桜」
撮影日時: 2017/4/16 1:31
撮影データ: SIGMA EX DG FISHEYE 8mm F3.5→5.6 + ニコンD7100による固定撮影。ISO400 120秒露出をrawデータよりダーク減算、ノイズ低減処理・トーンカーブ処理・星の強調処理・カラー補正処理。トリミング。
撮影者: 紀美野町立みさと天文台
コメント: 2017年の4月は桜の開花が遅い上に天候が良い日が少なく、桜をテーマとした星景写真には多くの方が苦労されたことと思います。
この日の月は下弦の少し前ですので星が写りにくく星景にはベストではありませんが、桜に対しては月の光が横から当たる形になるため、
月が少し大きいくらいの方が好都合でした。それでも左側の景色は露出不足なので、マスクで調整してあります。

「すばる」
撮影日時: 2017/2/15 19:15から21:37
撮影データ: ビクセン R200SS(初代) + コレクターPH + ニコンD810Aによる直焦点・ディザリング撮影 120秒露出 ダーク・フラット・スカイ処理済RAWデータ30枚をコンポジット・ノイズ低減処理・トーンカーブ処理・中央部をトリミング
撮影者: 紀美野町立みさと天文台
コメント: ターゲット3コマ、スカイ3コマの順に撮影し、スカイを減算しています。一部の星の回折像がおかしいのは、フードが原因です。

「ばら星雲」
撮影日時: 2017/1/26 22:46から24:47
撮影データ: ビクセン R200SS(初代) + コレクターPH + ニコンD810Aによる直焦点・ディザリング撮影 120秒露出 ダーク・フラット処理済RAWデータ30枚をコンポジット・ノイズ低減処理・トーンカーブ処理・アンシャープマスク処理・色調調整処理
撮影者: 紀美野町立みさと天文台
コメント: 画像処理で少しノイズ低減を入れていますが、ほとんど必要ないほどの良好なS/Nです。フォーカス、というよりシーイングが厳しいようで、ライブビューで星がかなり揺らいでおりました。

「星の塔から望む月の出」。
撮影日時: 2016/8/20 21:15
撮影データ: Nikon D7100 + TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD (f=15mm,F4) ISO800 露出15秒、dcrawにて現像、Photoshopで画像処理(マスク、色調調整、星の強調、ノイズ低減、等々)
撮影者: 紀美野町立みさと天文台

「木星と中赤斑」。
撮影日時: 2016/5/20 21:37から21:42
撮影データ: 西村製作所製105cmF7.6カセグレン式反射(28cm口径絞り使用) + PENTAX XP24mm + ニコンD7100によるリレーレンズ 1/30秒露出 RAWデータ110枚をコンポジット・大気による浮き上がり補正・wavelet処理・トーンカーブ処理・ノイズ低減処理
撮影者: 和歌山県立橋本高校・紀美野町立みさと天文台
コメント: 約500コマ撮影し、5分以内の鮮明な110コマを選択して合成してあります。眼視でこれくらい観るには、かなりの好条件が必要です。
追加情報: 2016年5月22日にスマホでコリメート撮影したものもあります→ダウンロード。シーイングが良ければコリメート一発でも良く写ります。

「2016年の土星」。
撮影日時: 2016/5/19 1:42から1:57
撮影データ: 西村製作所製105cmF7.6カセグレン式反射(28cm口径絞り使用) + PENTAX XP14mm + ニコンD7100によるリレーレンズ 1/10秒露出 RAWデータ228枚をコンポジット・大気による浮き上がり補正・wavelet処理・トーンカーブ処理
撮影者: 紀美野町立みさと天文台
コメント: 約700枚撮影し、そのうち良いものをスタックしました。色の強調はしていません。天の北極を上にしてあります。

「2016年 最接近前の火星」。
撮影日時: 2016/5/19 1:11から1:30
撮影データ: 西村製作所製105cmF7.6カセグレン式反射(28cm口径絞り使用) + PENTAX XP14mm + ニコンD7100によるリレーレンズ 1/30秒露出 RAWデータ351枚をコンポジット・大気による浮き上がり補正・wavelet処理・トーンカーブ処理
撮影者: 紀美野町立みさと天文台
コメント: 約1400枚撮影し、そのうち良いものをスタックしました。色の強調はしていません。天の北極を上にしてあります。

「2015年の土星」。
撮影日時: 2015/7/31 21:53から22:16
撮影データ: 西村製作所製105cmF7.6カセグレン式反射(28cm口径絞り使用) + PENTAX XP24mm + ニコンD7100によるリレーレンズ 1/13秒露出 RAWデータ80枚をコンポジット・大気による浮き上がり補正・アンシャープマスク・トーンカーブ処理・ノイズ低減処理
撮影者: 和歌山県立粉河高校・紀美野町立みさと天文台
コメント: 高度が25度から22度と低く、シーイングが秒単位で変化する条件での撮影です。約500コマ撮影し、鮮明な80コマを選択して合成してあります。条件がそこそこ良ければ、眼視でもこれくらいは見えます。

[白黒輝度反転版]
「めまぐるしく変化するラブジョイ彗星C/2014 Q2」。相変わらず立派な尾を引いていますが、撮影途中で尾が「へ」の字に変化したのに気づいたので、しつこく撮影を続行。21時52分(上)、22時53分(下)とを並べてみました。彗星の情報はつるちゃん様のページが便利です。
撮影日時: 2015/1/20 21:52(上) 22:53(下)
撮影データ: PENTAX 75SDHF屈折(D=75mm,f=500mm) + ニコンD7100による直焦点 ISO6400
30秒露出を10枚バイアス処理・コンポジット・レベル補正・トーンカーブ処理
撮影地・撮影者: 紀美野町立 みさと天文台
コメント: 変化をみる事が目的なので、それぞれ5分の露出時間しかありません。S/Nはしょうがないですが、カメラのバイアスが不安定なのが気になります。

「ラブジョイ彗星C/2014 Q2」。夜空の状態が良いみさと天文台では双眼鏡でも尾が確認できました。APS-C+500mmだともう尾が全部入らない感じです。彗星の情報はつるちゃん様のページが便利です。
撮影日時: 2015/1/13 22:48
撮影データ: PENTAX 75SDHF屈折(D=75mm,f=500mm) + ニコンD7100による直焦点 ISO6400
30秒露出を40枚バイアス処理・コンポジット・レベル補正・トーンカーブ処理
撮影地・撮影者: 紀美野町立 みさと天文台
コメント: トーンカーブ処理では、できるだけ中心部を潰さず、かつ尾がしっかりでるようにしました。S/Nがまだまだですが、Fが暗いのでしょうがないかなといったところ。
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