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はじめてのプラネタリウム解説

後輩執筆バージョンもご覧ください

目次

  1. どんな練習をしたんですか?
  2. プラネタリウム原稿作成にあたり注意点
  3. プラネタリウムの大まかな流れ案
  4. 実際の原稿
  5. 指摘されたこと
  6. 後輩に指摘したこと
  7. 参考サイト

どんな練習をしたんですか?

Googleでプラネタリウム解説の仕方を検索したところ、下記記事が出てきたので、これを参考にしました。

‖翹楮遒&セリフ覚え …話す内容を考えて、ひたすらつぶやいて覚えます。

∩犧遒魍个┐ …内容に合わせた星空を出せるよう、プラネタリウムの操作を確認・覚えます。

イメージトレーニング&セリフの調整 …操作をしているつもり、本番のつもりで、しゃべる練習をします。このとき、セリフを読んでいる感じになってないか、自然にしゃべれているかも確認します。

ぅ灰鵐宗璽襪納尊櫃謀蟇椴習 …本番と同じように練習します。

私はこんな感じで練習していました。今も、新しいプログラムの練習など、基本的には同じです。

大阪市立科学館のブログより抜粋

プラネタリウム原稿作成にあたり注意点

【注意】
・#は確認が必要だったり、加筆修正が必要だったりのものです。

【進捗】
・2021年4月2日 大まかな骨組みを作成
・2021年4月5日 しし座追記

プラネタリウムの大まかな流れ案

## 第1案 春の星座

アウトライン

太陽:一番近い恒星。夜空と同じ

月:衛星

##時間を進める

星座探しスタート

等級の話

北斗七星
おおぐま座

北極星探し方

方角確認

春の大曲線

アークトゥルス、うしかい座、3番目に明るい

スピカ、おとめ座、青白と橙の違い

からす座

しし座、デネボラ

春の大三角

##時間を進める

夏の大三角

日の出

さよなら

実際の原稿

皆様お越しくださいましてありがとうございます。
今回のプラネタリウム解説を担当いたします○○と申します。

まず、今見えているのが、本日14:00のみさと天文台の宙です。
今も一つ(or二つ)星が見えておりますね。
どの星かわかりますか??
太陽(と月)です。私たちにとって一番身近な星々です。

ご存知でしょうが、太陽は地球から一番近い自分で光る星、恒星と言いますが、です。
普段目にする夜の空で輝いている星たちもその「恒星」です。
地球から見ると、朝東の空から登り、夕方西の空に沈みます。
今日の日没は18:xxです。

(そして、もう一つが月です。こちらは地球の周りをまわっている星、衛星です。

今日の月はxxx月です。こちらは一か月で地球を一周します。 月は地球以外で唯一人が行ったことのある星です。)
#今から50年くらい前にアメリカのNASAが打ち上げたアポロ11号でニール・アームストロングが月に降り立ちました。

プラネタリウムでは時間を自由に進めることができるので、星がたくさん見えるように
時間を進めてみましょう。

~~~音楽とか~~~~~~~
~~~いいよって言うまでは、目をつぶってください~~~~~

はい、こちらが今日の20:00の宙です。
では、ここからは星座探しを行っていきたいと思います
春の星座は有名な星の並びからスタートします。
ここら辺に7つの見たことのある有名な形がありませんか??

そうですね。北斗七星です。ちゃんと七つあり、神社にある柄杓のような形をしていますね。
この星たちは「おおぐま座」の一部です。おおぐま座全体の線をだすと、こんな大きい形をしてますね。

北斗七星の先の二つを約5倍に伸ばしたところにあるのが北極星です。
この星は常に北の方角を向いているため、昔は船乗りさんは必ず探した星です。
このプラネタリウムでも同じで、北極星のある方を北、 反対が南、右が東、左が西となっています。
この北極星ですが、周りの星と比べて、とても明るいわけではないですよね。実はこの北極星は二等星なのです。
また、この北極星もある星座の一つです。それはこぐま座です。線を出すとこう、北斗七星と同じ柄杓の形をしていますね。そのため、「小びしゃく」とも呼ばれます。

(実はこの北極星は2等星なのです。ただし、周りにあまり目立つ星がないので、
北が分かれば簡単に見つかります。スマホや方位磁石などで北を調べれば、その方角にある 寂しい星が北極星です。)

方角を確認したところで、星座探しに戻りましょう。

北斗七星の柄杓の柄の部分を曲がった線を描くように伸ばした位置にあるのが、
春の一等星アークトゥルスです。あまり名前を知られていない一等星ですが、
日本の夜空で見える星の中でも3番目に明るい星です。
このアークトゥルスはうしかい座の一部です。
こんな星座ですね。

北斗七星の柄杓の柄の部分をもっと長くのばせばもう一つ明るい星があります。
これも春の一等星スピカです。この星はお誕生日星座になっているおとめ座を構成する 星です。
こちらこんな形です。

この何度も使った北斗七星の柄杓の柄の部分を伸ばした線を「春の大曲線」と言います。
ちなみに、その先に延ばしていくと、暗い4つの星からできた四角形が見つかります。
この四角形は「からす座」です。

次は曲線とはずれますが、もう一つ誕生日星座をご紹介しましょう。
北斗七星の二つの星を伸ばした先に明るい星があるのを見つけられるでしょうか。
この辺りはあまり明るい星がないのですぐ見つかると思いますが、、
はい、ありましたね。これがお誕生日星座の一つしし座の一等星レグルスです。
線を出すとこういう形ですね。ここにある逆はてなマークが頭で、ここの三角形がお尻です。
そしてお尻の星をデネボラと言います。
絵をだすとこんな形。線に戻すとこんな形ほかの星座と違ってしし(ライオン)の形に見えますよね。この星座は本当の宙でもわかりやすい形をしているのでぜひ探してみてくださいね。

実は
一つ目が、北斗七星の柄を伸ばしたところにある、アークトゥルス。2つ目はその先のスピカ、
3つ目はしし座のお尻の星デネボラ
この三つを結んでできる三角形を春の三角形と言います。

以上、北斗七星のあるおおぐま座、明るい星アークトゥルスのあるうしかい座、お誕生日星座のおとめ座、四角いからす座、逆はてなマークのしし座の合計5つもの星座が、北斗七星から見つけられます
皆さんも、ぜひ北斗七星から、5つの星座を探してみてください。明るい都会であっても、北斗七星や、アークトゥルス、スピカ、レグルスなどの一等星なら発見できると思います。
ぜひ、かえっても夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。

ここまで春の星座をいろいろ見てきましたが、時間を進めると、次の季節夏の星座も見えてきます。詳しい説明は夏にまた来ていただければ詳しくお話しますが、軽く触れておきましょう。

・これは有名な夏の大三角(わし座、はくちょう座、こと座)
・誕生日星座

そして、最初にみた太陽が帰ってきましたね。
明日の日の出はXX:XXです。

本日はみさと天文台へお越しいただきありがとうございます。
3Dが15:00#要確認から行っておりますので、ぜひそちらもご参加ください。
また、夜18:30~#要確認天気によりますが、観望会も行っておりますので、
ぜひご参加ください。今日プラネタリウムでみた星たちを生で見ることができると思います。

指摘されたこと

  • 方位を確認するとき。あっちこっちではなく、入口側や私がいる方をつかう。できるだけ音だけで表現できるように
  • 星座は、星座線→星座絵で出した方が線で何を表しているか想像し、絵で納得できる
  • 日の入り、日没はゆっくりと
  • 日が沈むときにBGMを流す。そしてしゃべり始めるタイミングで切るように
  • 日が沈むときにここの夕日きれいなんですよ的なここでしかない、アドリブ的な話を挟む落語のようなものができると良い。
  • その日説明したい星座から座る位置を指定した方がいいかも
  • 最期にすべての星座を表示して夜明けを迎えるといい
  • 町明かりの空である程度しゃべれるようにしておく(お客さんの目を慣らすため)

後輩のプラネタリウムで指摘したこと

  • 時間を進める際や、○時の空ですと言う時は時計を出した方がいい
  • お客さんには説明よりも、疑問形で尋ねる方が入り込みやすい
  • 時間を進めて星を動かす時は、「時間を進めます」と言う。星を動かしますはよくない
  • 日の入り、夜明けはゆっくりと。BGMを使い黙ってもいい。楽もできるし。

参考サイト


〒640-1366 和歌山県海草郡紀美野町松ヶ峯180 みさと天文台 TEL: 073-498-0305