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プラネタリウム解説への道のり~吉村編~

目次

  1. あなたは誰?
  2. プラネタリウム解説までの道のり
  3. 初めてのプラネタリウム解説
  4. プラネタリウムの大まかな流れ案
  5. 実際の原稿
  6. プラネタリウム解説における注意点
  7. 研究員の方々からのアドバイス等
  8. 参考文献

あなたは誰?

私は吉村幸真(よしむらこうしん)です!
現在(入力時)、和歌山大学生で、みさと天文台にて夏季短期アルバイトをさせていただいています。
夏季短期バイトは今年で2回目!私にとって、夏の風物詩になりつつあります(笑)
未知の経験に出会う毎日を日々楽しんでいます!
これから私の経験を元にプラネタリウム解説までの道のりを出来る限り分かりやすく説明します。
ぜひ、参考にしていただけると光栄です。
 

プラネタリウム解説までの道のり

【経緯】

昨年はみさと天文台で3?宇宙旅行解説デビューを果たしましたが、
今年は短期アルバイト2回目ということで、プラネタリウム解説に新たに挑戦しました!
3D宇宙旅行とはまた異なった難しさがありました😵


【道のり】

,おまかな流れ作成
先輩の原稿、星座の本などを読み、自分がどのようなプラネタリウム解説をしたいか考える。
大体、伝えたいことが決まったら、おおまかなセクション割をする。

原稿作成
本番で話すことを書き出していく。このときに話している内容で被っている部分がないか確認する。
伝えたい内容の正確さを調べておく。

K榿嵶習
最初は、原稿を読みながらプラネタリウムを操作し、時間がどのぐらいかかるかを試す。
このときに、プラネタリウムの操作のタイミングを考えておく。
次に、原稿を見ないで自分の言葉で解説する。
最初とのかかる時間の差を知ることで、慣れてきたときに大体、どのぐらい早くなるかが予想できる。
最後に、目の前にお客さんがいる想像をしながら、お客さんに話しかけるように解説する。

じΦ羂の方々に発表
初めて人に見てもらう機会なので、かなり緊張します😓
終了後、講評していただく。必ず自分自身でも振り返りをする。
これらを元に改正原稿を作成する。

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初めてのプラネタリウム解説

デビュー当日は8回ほど通し練習をさせていただきました。
それでも始まる直前までは、心臓が飛び出そうなくらいに緊張しました。
そして、ついに本番… ここで事件発生!?
マウスが出てこない😨
いつか出てくると信じ、プラネタリウムを操作できないまま5分ほど解説。
しかし、マウスは一向に出てきません。最終的に研究員の方に助けを求めました。
その後、なんとか持ちこたえましたが…これは大反省😥

ここで学んだことは2つ

1,不安な点は一切残らないように、事前に調べつくしておく必要がある。
2,わからないことが判明した時点でわかる人に助けを求めなければ、お客様を不安にさせてしまう。

プラネタリウムの大まかな流れ案

・昼Ver(30分)

時間14:30スタート

太陽(最も身近な恒星)

街明り、月明り

天の川

夏の大三角

季節の星座

誕生日星座

惑星

88星座全表示

明け方

告知


・夜Ver(20分)

時間20:00スタート

街明り、月明り

天の川

夏の大三角

季節の星座

88星座全表示

惑星


実際の原稿

さあ、みなさん入られたら、ご自由なところにお座りくださいね。寝ころんじゃったりしてもいいですよー。

現在、14:30の空を映しています。 こちらは和歌山市にある和歌山大学からみた空です。
まだ、明るいですね。
とても明るい星がありますね。どれだかわかりますか。まず最初にこれ。これは実はプラネタリウムの太陽なんです。
実際の太陽はもっと明るいですが、本物の太陽を直接見てしまうと、目を傷めてしまうので、明るさを押さえています。
太陽が出ているということは、いまは昼ですね。14:30の空となっております。
お昼でも星は光っていますが、太陽の明かりで見ることはできません。
(もし、太陽がなかったら多くの星を見ることができます。)
そんな中でも、光っている星がありますね。こちらは月です。
今日の月はどんな形に見えるでしょうか。〇月(○○ぐらいの形に見えますね。)
こちら実際にこの形なのではありません。太陽の光が当たっている部分が見えているだけです。
これから、少しずつ膨らんでいって、○○には、まん丸の満月になります。
私たちにとって、最も身近な星を見たところで、時間を進めて太陽さんにはお休みしてもらって、
多くの星を見ていきましょう。→時間の進め方

太陽が沈む方角はわかりますか。
西ですよ!(ここで方角確認)

時刻は今夜の9時頃になりました。みなさん、夜の9時は何をしていますか。
寝ている人もいるかもしれません。起きていたら、ぜひ夜空を眺めてください。
晴れた日であれば、このような月や星を見ることができます。
さあ、西の空にとても明るい星が2つ見ることができます。
まずはこっちから。これは地球の兄弟星で、土星と言います。プラネタリウムの望遠鏡で拡大してみましょう。
望遠鏡で土星を見るとまるい星の周りにドーナッツのような輪っかが付いています。
この輪っかは実は氷の粒なんです。
-200度の氷の粒が連なって、輪っかのように見えています(バームクーヘン)。
土星は地球の兄弟の中で2番目に大きな星です。
では、一番大きな星はなんでしょう。答え合わせは後ほど。
それでは、もう一つの明るい星に注目してください。
こちらも拡大してみると、こんなふうにしましま模様が見えてきます。
これは木星の雲の模様です。木星は地球と違って、硬い地面がなく、ふわふわしたガスというものでできているので、
ロケット旅行に行っても着陸できません。気をつけてください。
この木星こそが地球の兄弟の中で一番大きな星です。
これら地球の兄弟は自分で光っておらず、太陽の光を反射して輝いています。これらを惑星と言いますよ。
他にも、水、金、、、、、と地球は8兄弟ですね。


さあ、ほかにもいくつか星が見えていますね。でも、実は星はもっともっとたくさん空にあるんですよ。
今は何かに隠れてしまって、少なくなっています。
なに隠れているかみなさんわかりますか。ヒントはこちらの方です。
ここら辺に星よりも目立っているものがあります。正解は街明りです。
和歌山市の明りに多くの星が隠れてしまっています。
皆さん、夜道には街灯が必須ですよね。
あの街灯は、道だけでなく、空も照らしてしまっているんですね。みなさんも夜になると部屋の明かりをつけますよね。
※カーテンを閉めてあげてくださいね。
そしてもう一つ、かなり目立っているのは先ほども紹介した月です。太陽が出ていても見えるぐらい明るい星ですから、
空を照らしてしまって、暗い星を隠してしまいます。
ですが、今日はせっかくのプラネタリウムなので街明りも月もなくしちゃいます。

街明りと月の明かりがなくなると、空にいっぱいの星が見えてきました。
みなさん、みさと天文台への道のりどうでした?街灯が全然ありませんでしたよね。」
→「それでは、街明りのない場所に移動しましょう。こちらみさと天文台からみた星空になっております。
みなさん、みさと天文台までの道を思い出してください。
一切、街灯ありませんでしたね。
月が明るいとき→ 見える星、増えましたが、まだまだ本気の星空ではありません。みなさん、ここまで歩くとき、街灯がなくても道見えましたよね。実はこれがもう一つの原因、お月さんです。お昼でも見えるくらいの明るい星です。街灯と同じように空を照らしてしまって、暗い星さんたちが隠れてしまっています。それでは、お月さんに休憩してもらいましょう。)」

これがみさと天文台の本気の空です。
さて、このような暗いところにいると空に白っぽくてもやもやとしたものが見えてきますが、わかるでしょうか。この辺りに何か白くてボヤっとしたものがありますね(このときに方角を使って、どこからどこまで伸びているかを教える)。
こちら天の川になります。雲のように見えていますが、実はこちらの天の川も星の光でできています。天の川が見える場所は遠くまでたくさんの星があって、その星たちの光が重なりあって、ぼんやりとした白い川のように見えます。
(黒い部分には星がないのではない。宇宙のガスや塵からなる暗黒星雲によって、それよりも遠くにある星の光が遮られて黒く見えている。暗黒体がなければ、星いっぱい見える 。)

そんなたくさんな星たちがいる星空ですが、「一つ一つの星の位置(見かけ)は毎晩変わりません。
さて皆さん、「星座」とは聞いたことあるでしょうか。昔の人はこのように多くの星が見えていたので、星と星を繋げて絵を描いていました。私たちも似たようなことをしますよね。
皆さん、雲の形を見て動物や楽器、食べ物などを想像しませんか。しますよね。
昔の人は毎晩、変わらず出てくる星たちで動物や神様などを描きました。それが「星座」です。」 →はるか昔は街灯なんてものはないので、月のない夜には、毎回このような星空が見えていました。昔の人はそんな星空をみて、星と星を繋げて、夜空にお絵描きをしました。私たちも雲にお絵かきしますよね。それと同じように昔の人は星空に神様や動物などを描きました。そして、あることに気づきました。毎晩同じ絵がかける。それが星座です。
では、これから一緒に星空にお絵描きをしていきましょう。

まずは、3つの星を繋いで三角を描いてみましょう。色んなところにかけそうですね 。
それではみなさん首が痛くなる方向(上)に注目してみてください。 こちら に明るい星が三つありますね。頭の中で線を結んでみてください。こちら「夏の大三角」と言います。三つとも、とても明るい星ですので、みなさんの家の近くでも、見つけやすい星です。
さて、こちらの星は「ベガ」と言います。「ベガ」は皆さんにとって、とっても馴染み深い星でもあります。皆さん7/7は何の日だったか覚えていますか。7/7は七夕でしたね。「ベガ」のもう一つの名前は「織姫様」です。織姫様がいるということは、彦星様はどこにいるのでしょうか。
正解はこちらです。天の川を挟んでいる星ですね。こちら、世界共通の名前は「アルタイル」と言います。
そして、「夏の大三角」のもう一つの星、これが「デネブ」と言います。「デネブ」は日本語で尻尾やお尻という意味です。
これら3つの星は地球から同じ距離にあるように見えますが、実は地球からの距離はそれぞれ異なります。
光の速さで1年間進む距離を「一光年」と言いますが、「ベガ」は地球から25光年、「アルタイル」は地球から15光年の場所にあります。そして、「デネブ」はなんと、詳しくはわかっていませんが、大体1000~3000光年の場所にあると考えられています。
こんなに遠いいのに、なぜ同じように見えるのでしょうか。この「デネブ」、なんと太陽の約200倍の大きさなんです。なので、遠くにいてもとっても明るく見えるんですね。
それでは、「夏の大三角」の星が分かったところで、それぞれの星の星座を見ていきましょう。
まずは、「ベガ」からです。ベガはここの星を繋げてこういう形になります。こんな線を描けれたでしょうか。何の形に見えますか。オタマジャクシ、おんぷ。正解はこんな絵になります。こちら「こと座」と言います。日本の琴ではなく、西洋のことです。とってもいい音色が流れたそうですよ。
次に、「アルタイル」の周りの星を見てみましょう。こちらとっても見つけやすい方法があります。先ほどのこと座に注目してください。この四角形を2倍、そして3倍にします。それをずらしていくと、同じ形の星がありますね。どうですかね。もう一度確認します。
見つけられましたね。こちらの星をこう繋げます。何に見えますかね。こちらワシの胴体だったんですね。こちら「わし座」と言います。
最後に、この星「デネブ」です。先ほど「デネブ」は日本語で尻尾やお尻を意味する言葉と言いましたね。面白い名前ですが、その名の通りここには動物のお尻があります。
こことここを結んで、こんな形になります。皆さん、どんな動物に見えますか。
(「みにくいアヒルの子」で登場する鳥ですよ。)大きな首と翼を広げていますね。
正解は「はくちょう座」です。このはくちょうさんは天の川の上を飛んでいますね。そして、わしさんははくちょうさんが飛ぶ邪魔にならないように飛んでいます。優しいですね。
これでわし座の向きもわかりますね。

では、今度は天の川を下って、空の低いところを見てみましょう。こちらに赤っぽい星があります。こちらの星を「アンタレス」と呼びます。アンタレスはアンチ・タレスが縮んだ言葉です。
アレスというのは火星のことです。火星は地表の成分に錆びた鉄が入っているから、赤く見えています。そして、アンチとは対抗するものという意味です。
火星に対抗するように赤く光っているのでアンチタレス、アンタレスと呼ばれています。
(では、なぜアンタレスが赤いかは知っていますか。それはアンタレスが歳をとっているからです。星は年を取ると大きくなって、温度が下がります。なんとアンタレスは太陽の約203倍の大きさです。太陽もいずれ大きくなって地球も飲み込んでしまうんですよ。
まだまだ、先ですけどね。アンタレスはいつ爆発するかわかりません。明日かもしれないし、何万年後かもしれません。もし爆発すれば、月ほどの明るさになると言われています。夏の間の天の川はしばらくお預けになっちゃいますね。)
このアンタレスを目印に周りの星たちを結んでいきましょう。すると、こんな形が見えてきます。皆さん、どんなかたちに見えますか。日本では魚を釣るときの釣り針に似ていることから、「魚釣り星」とも言われてきました。
外国の人はこの形を見て、生き物を思い浮かべたみたいです。さあ、こんな生き物です。わかりますか。こちらの星座は「さそり座」と言います。(砂漠などに住んでいる虫の星座ですね。)しっぽの先には強力な毒があります。
(皆さんは、冬の星座の「オリオン座」を知っていますか。オリオン座に描かれているオリオンさんは、この毒針に刺されて倒れたため、今でもさそりが苦手です。さそり座が空に昇ってくる夏の時期にはオリオン座は地平西の下に逃げてしまって見えなくなります。季節によって見やすい星座は移り変わっていくんですね。)

さあ、さそり座のお隣にはさそりの毒に対抗する星座がございます。こちら「いて座」と言いますが、いて座はとっても探しやすい方法がありますよ。そのヒントは紅茶などを入れるときに使う「ティーポット」です。この中には毒消しのお薬が入っているんですね。
いて座はこういう形です。ちょうど注ぎ口のところが弓の部分になっていますね。(この部分の星の並びは南斗六星と呼ばれています。)

さて、色んな星座を見てきましたが、皆さんが馴染み深い星座は「さそり座」や「いて座」のような、お誕生日の星座かもしれません。それでは、この頃見えるお誕生日の星座をまとめて出してみましょう。
このような星座が見えています。それでは、西の方から順にみていきますと、人の足のようなものがございます。こちら「おとめ座」ですね。その横にあるのが「てんびん座」です。そして、さそり座、いて座に続き、「やぎ座」「みずがめ座」「うお座」が見えています。
このようにですね、お誕生日の星座は一列に並んでいます。この道を何というか知っていますか。学校の授業でも聞いたことがあるかもしれません。
こちらは「黄道(こうどう)」と言います。太陽さんの通り道ですね。実際は、地球が太陽の周りをまわっているので、こちらは地球の公転面になります。では、ほかの惑星はどうでしょうか。
土星の軌道の見てみましょう。木星の起動を見てみましょう。
黄道に近いですよね。これで兄弟星も地球も太陽の周りをまわっているのが分かったかな。

それでは一度、空に見えている全ての星座を見てみましょう。
そして、時間も進めていきましょう。
皆さん、お気に入りの星座は見つかりましたか。星座は全部で88個あります。ぜひ、気に入った星座があれば、本当の空でも見つけてあげてくださいね。
お気に入りの星座を考えてもらう。文字→絵→線の順番で消す。
星空の楽しみ方を覚えてもらう 。

(冬の星座たちが見えてきました。現在は夜中になっております。夜更かしはあまりよくないけど、星空観察のときだけ特別に起きていると夏に冬の星座も見ることができます。
夏の星空のように天の川は濃く見えないけど、その代わりに明るく光る星がたくさんあってきれいですね。)
それでは、ここから朝が来るまで文字を全て消して、きれいな星空をお楽しみください。
太陽が昇ってきて、朝になりましたね 。

告知
・昼Ver
宇宙の星たちについて、新しい発見はありましたかね。
ふと星空を見上げた時に今日知ったことを思い出してみると、一味違った星空を見れるかもしれませんね。
本日はみさと天文台へお越しいただきありがとうございます。
この後15:30(※時間要確認)から3D宇宙旅行の行っておりますので、ぜひそちらもご参加ください。ご参加される方、手を挙げてください。カードを配ります。
それまでの時間はご自由にみさと天文台を見て回ってもらって結構です。星の塔にも行ってみてくださいね。
また、夜18:30~#要確認天気によりますが、観望会も行っておりますので、
ぜひご参加ください。今日プラネタリウムでみた星たちを生で見ることができると思います。

・夜Ver
宇宙の星たちについて、新しい発見はありましたかね。
ふと星空を見上げた時に今日知ったことを思い出してみると、一味違った星空を見れるかもしれませんね。
それではですね、予習も終えたところで、本物の星空を見に行きましょう。
出口まで案内致します。お忘れ物がないようにお気をつけください。

プラネタリウム解説における注意点

  • 自分が話していることに重複していることはないかを確認する。
  • 解説にメリハリを付ける。→話を聞いてもらう時間と星空を眺めてもらう時間を作ることで眠い解説になりにくい。
    時間の進め方も工夫するとなお、良し。
  • 空間を建物の中として、向いてほしい所を伝えるとお客様はどっちを向いたらいいかわからなくなる。
  • 話す内容を項目ごとに分けるとき、各項目ごとに自分が何を伝えたいのか意識して解説する。
  • レーザーポインターでさす時間を長くする。違うものをさすときも、つけたまま移動すれば、お客様が追いやすい。
  • お客様に質問を投げかけ、空間全体が楽しい場所になることを意識する。
  • 自分の解説にしかないアピールポイントを作る。
  • バイト用語に気をつける
  • 星座は、星座線→星座絵で出した方が線で何を表しているか想像し、絵で納得できる
  • 日が沈むときにBGMを流す。そしてしゃべり始めるタイミングで切るように
  • 日が沈むときにここの夕日きれいなんですよ的なここでしかない、アドリブ的な話を挟む落語のようなものができると良い。
  • その日説明したい星座から座る位置を指定した方がいいかも
  • 最期にすべての星座を表示して夜明けを迎えるといい
  • 町明かりの空である程度しゃべれるようにしておく(お客さんの目を慣らすため)

研究員の方々からのアドバイス等

  • 時間を進める際や、○時の空ですと言う時は時計を出した方がいい
  • お客さんには説明よりも、疑問形で尋ねる方が入り込みやすい
  • 時間を進めて星を動かす時は、「時間を進めます」と言う。星を動かしますはよくない
  • 日の入り、夜明けはゆっくりと。BGMを使い黙ってもいい。楽もできるし。

参考サイト


〒640-1366 和歌山県海草郡紀美野町松ヶ峯180 みさと天文台 TEL: 073-498-0305